ドリル先端長計算ツール
ドリル径と先端角から先端長を出し、ドリルを進める深さ(Z)まで出します。 止まり穴の図面の深さは、先の円すいを含まない深さです。
ドリルを進める深さ(Z)
24.004 mm
| 先端長 | 3.004 mm(0.3D) |
| 板厚 | 20.000 mm |
| 抜け代 | 1.000 mm |
Z = 板厚 + 先端長 + 抜け代
切削時間計算の穴あけの行には、ここで出した Z ではなく、板厚(図面の深さ)をそのまま入れてください。 先端長は向こうでも足すので、Z を入れると二重になります。
計算式
先端長 L = (ドリル径 ÷ 2) ÷ tan(先端角 ÷ 2) 貫通 Z = 板厚 + L + 抜け代 止まり穴 Z = 図面の深さ + L
先端長は、ドリルの先の円すいの高さです。先端角 118° なら径の約0.3倍、140° なら約0.18倍になります。
| 先端角 | 先端長 | φ10 のとき |
|---|---|---|
| 90° | 0.500D | 5.000 mm |
| 118° | 0.3D | 3.004 mm |
| 120° | 0.289D | 2.887 mm |
| 130° | 0.233D | 2.332 mm |
| 140° | 0.182D | 1.820 mm |
| 180°(フラット) | 0 | 0.000 mm |
止まり穴の深さは、円すいを含まない
JIS B 0001(機械製図)では、穴の深さは、ドリルの先端でできる円すいを含まない円筒部の深さと決められています。 図面が「φ8 深さ20」なら、円筒部が20mm必要なので、ドリルは 20 + 先端長 まで進めることになります。
止まり穴の底を平らにしたいときは、ドリルではなくエンドミルやフラットドリルを使います。その場合は先端角に 180° を入れてください。
入力項目の説明
| 項目 | 何を入れるか |
|---|---|
| 穴 | 貫通か止まり穴か。入れる深さの意味と、抜け代を使うかが変わります |
| ドリル径 | ドリルの直径(100mm まで) |
| 先端角 | ドリルの先の角度(60〜180°)。180° は先が平らなもの |
| 板厚/深さ | 貫通なら板厚、止まり穴なら図面の穴の深さ(1,000mm まで) |
| 抜け代 | 貫通のとき、円筒部が抜けきってからさらに送る量(0〜20mm)。空欄は 0 |
使うときの注意
- 先端長は、先端角から出した理論値です。ドリルの研ぎ方や先端の形によって、実際の長さとは少し違うことがあります
- Z はワークの上面から測った深さです。プログラムの Z の原点の取り方に合わせて、符号や基準を読み替えてください
- 切削時間計算の穴あけの行には、Z ではなく板厚(図面の深さ)を入れてください。先端長は向こうでも足します
参考にした資料
確認日:2026-10-05。読んでいる時点の内容は、リンク先で確かめてください。
- JIS B 0001:2019 機械製図(11.7 c) — 穴の深さは、ドリルの先端でできる円すい部分を含まない円筒部の深さ
- ドリル先端角の最適な設定角度はどれくらい?(株式会社東鋼) — ハイスドリルは118°、超硬ドリルは130〜180°
※ 計算は理論値です。実際の加工では、工具の形や機械の状態で差が出ます。 重要な寸法は、試し加工や実測で確認してください。