人件費(マンチャージ)計算ツール

作業者を1時間使うのに、いくらかかるかを出します。

年間の人件費

月給は基本給と各種手当を合わせた額を入れてください。

法定福利費は会社が負担する社会保険料です。 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災を合わせて、給与のおよそ15〜16%。 ここを忘れると、実際より15%以上安く出ます。
その他は通勤費・退職金の引当・作業服・健康診断など。

年間の就業時間

残業を見込むなら、就業時間を実態に合わせて増やしてください。

機械にかかる費用は含みません(→ 機械チャージ計算)。 考え方は下の解説に書いています。

人件費の時間単価
2,642 円/時

年間の人件費 5,072,000 円 ÷ 年間の就業時間 1,920 時間
(240 日 × 8 時間)

内訳年間時間あたり
給与(月給 × 12)3,600,000 円/年1,875 円/時
賞与600,000 円/年313 円/時
法定福利費(会社負担)672,000 円/年350 円/時
その他(通勤費・退職金引当など)200,000 円/年104 円/時

この単価に、工程ごとの作業時間を掛けたものが人件費になります。

この値で製造コストを計算する →

マスタ

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計算式

時間単価(円/時) = 年間の人件費 ÷ 年間の就業時間

年間の人件費 = 月給 × 12 + 賞与
              + 法定福利費((月給×12 + 賞与)× 率)
              + その他の年間費用

年間の就業時間 = 就業日数 × 就業時間

法定福利費を入れ忘れない

月給だけで割ると、実際より15%以上安い数字が出ます。 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災には会社の負担分があり、 合わせて給与のおよそ15〜16%です。賞与にもかかります。

見積もりでここを落とすと、取れば取るほど赤字になるという形になります。 金額が小さくないわりに、給与明細には出てこないので見落とされやすい部分です。 率は年度と都道府県で変わるので、正確な数字は 協会けんぽの保険料額表と、労働保険の料率表で確認してください。

稼働率のような割引はしていません

機械チャージには稼働率を掛けています。 機械は持っているだけで金がかかるので、 動いていない時間のぶんも、動いた時間に乗せないと回収できないからです。

人件費は扱いを変えています。 製造コスト計算では、工程ごとに 加工時間・段取り時間・準備時間を、実際にかかる時間として入れます。 ここで「直接作業率」のような割引を掛けると、 朝礼や手待ちを二重に見込むことになります。

ここで出るのは「その人を1時間使うと、いくらかかるか」です。 何時間使うかは製造コスト計算の側で決めます。

1人が複数台を見る場合

1人で2台を見ているなら、機械1台あたりの人件費は半分になります。 ただしこの単価には按分を入れていません。

1人あたりの台数は仕事によって変わります。 段取り中は付きっきりで、加工が始まれば別の機械を見る、という動き方が普通です。 按分した数字を単価として持ってしまうと、その按分が毎回ついて回ります。 按分が要る場合は、製造コスト計算の工程側で作業時間を調整してください。

初期値について

初期値は単なる入力例で、相場ではありません。 月給30万・賞与60万・年240日×8時間は、計算の形を見てもらうための数字です。 自社の数字に置き換えて使ってください。

※ 法定福利費の率は年度・都道府県・業種によって変わります。 ここでの15〜16%は概算で、正確な率は協会けんぽの保険料額表と労働保険の料率表をご確認ください。 社会保険の適用や税務上の扱いについては、社会保険労務士・顧問税理士にご確認ください。