機械チャージ計算ツール

機械を1時間動かすのに、固定費がいくら乗っているかを出します。

年間固定費
年間実稼働時間

このツールが扱うのは機械の固定費だけです(工具費・電力・切削油は含みません)。 初期値は書き換えられます。考え方と根拠は下の解説に書いています。

機械チャージ
1,597 円/時

年間固定費 2,300,000 円 ÷ 年間実稼働時間 1,440 時間
(年間操業 1,920 時間 × 稼働率 75%)

内訳年間時間あたり
減価償却費1,500,000 円/年1,042 円/時
設置スペースの家賃600,000 円/年417 円/時
保険料・固定資産税200,000 円/年139 円/時

この金額に、工具費・電力・材料費・人件費・段取り費を乗せたものが1個あたりの原価になります。

この値で製造コストを計算する →

計算式

機械チャージ(円/時) = 年間固定費 ÷ 年間実稼働時間

年間実稼働時間 = 稼働日数 × 稼働時間 × 12ヶ月 × 稼働率

機械を1時間確保するのに、固定費がいくら乗っているかを出しています。 工具費・電力・切削油は含みません。それらは実際に削ったときにかかるもので、 製造コスト計算の側で扱います。

入力項目の説明

年間固定費

項目何を入れるか
取得価格機械を買ったときの金額。中古なら購入額
償却年数何年で償却するか。法定耐用年数は業種・設備区分で変わります
減価償却費
(直接入力)
会計上の数字をそのまま使いたい場合。償却が終わった機械もここで扱えます
設置スペースの家賃工場全体の家賃を、その機械の占有面積で按分した額
保険料・固定資産税その機械にかかる分
金利借入・リースがある場合の、年間の利息
その他の固定費保守契約料など、動かさなくてもかかるもの

年間実稼働時間

項目何を入れるか
稼働日数その機械を月に何日動かすか
稼働時間1日に何時間動かすか
稼働率そのうち実際に削っている割合。段取り・メンテナンス・材料待ちを除いた分

知っておくと役に立つこと

稼働率の見方で、答えは大きく変わる

年間固定費を割る相手は、会社が動いている時間ではなく機械が実際に削っている時間です。 段取り、メンテナンス、材料待ち、図面待ちはここから外れます。

分母が小さくなるので、稼働率を低く見るほど機械チャージは高く出ます。 稼働日数20日・1日8時間なら年間1,920時間ですが、 稼働率70%なら1,344時間、80%なら1,536時間。この差がそのまま時間単価に効きます。

償却が終わった機械をどう見るか

会計上、償却が終わった機械の減価償却費はゼロです。そのまま入れれば機械チャージは大きく下がります。

一方でいずれ更新は必要なので、更新のための積立分を乗せておくという考え方もあります。 どちらが正しいという話ではないため、このツールには「償却費を直接入力する」モードがあります。 自社の方針に合わせて入れてください。

機械チャージだけでは原価にならない

ここで出るのは機械の固定費だけです。実際の1個あたり原価には、 材料費・工具費・電力・人件費・段取り費が乗ります。

そして工具費を機械チャージに含めてしまうと、原価計算のときに二重計上になります。 分けておくと「高い工具に変えたら結局どうなるか」を比べられます。製造コスト計算ツール

※ 初期値・耐用年数・稼働率はいずれも目安であり、業種・設備区分・自社の実態によって変わります。 取得価格・家賃・保険料の初期値は単なる入力例で、相場ではありません。 実際の会計処理や税務上の扱いについては、顧問税理士にご確認ください。