機械チャージ計算ツール
機械を1時間動かすのに、固定費がいくら乗っているかを出します。
年間固定費 2,300,000 円 ÷ 年間実稼働時間 1,440 時間
(年間操業 1,920 時間 × 稼働率 75%)
| 内訳 | 年間 | 時間あたり |
|---|---|---|
| 減価償却費 | 1,500,000 円/年 | 1,042 円/時 |
| 設置スペースの家賃 | 600,000 円/年 | 417 円/時 |
| 保険料・固定資産税 | 200,000 円/年 | 139 円/時 |
この金額に、工具費・電力・材料費・人件費・段取り費を乗せたものが1個あたりの原価になります。
計算式
機械チャージ(円/時) = 年間固定費 ÷ 年間実稼働時間 年間実稼働時間 = 稼働日数 × 稼働時間 × 12ヶ月 × 稼働率
機械を1時間確保するのに、固定費がいくら乗っているかを出しています。 工具費・電力・切削油は含みません。それらは実際に削ったときにかかるもので、 製造コスト計算の側で扱います。
入力項目の説明
年間固定費
| 項目 | 何を入れるか |
|---|---|
| 取得価格 | 機械を買ったときの金額。中古なら購入額 |
| 償却年数 | 何年で償却するか。法定耐用年数は業種・設備区分で変わります |
| 減価償却費 (直接入力) | 会計上の数字をそのまま使いたい場合。償却が終わった機械もここで扱えます |
| 設置スペースの家賃 | 工場全体の家賃を、その機械の占有面積で按分した額 |
| 保険料・固定資産税 | その機械にかかる分 |
| 金利 | 借入・リースがある場合の、年間の利息 |
| その他の固定費 | 保守契約料など、動かさなくてもかかるもの |
年間実稼働時間
| 項目 | 何を入れるか |
|---|---|
| 稼働日数 | その機械を月に何日動かすか |
| 稼働時間 | 1日に何時間動かすか |
| 稼働率 | そのうち実際に削っている割合。段取り・メンテナンス・材料待ちを除いた分 |
知っておくと役に立つこと
稼働率の見方で、答えは大きく変わる
年間固定費を割る相手は、会社が動いている時間ではなく機械が実際に削っている時間です。 段取り、メンテナンス、材料待ち、図面待ちはここから外れます。
分母が小さくなるので、稼働率を低く見るほど機械チャージは高く出ます。 稼働日数20日・1日8時間なら年間1,920時間ですが、 稼働率70%なら1,344時間、80%なら1,536時間。この差がそのまま時間単価に効きます。
償却が終わった機械をどう見るか
会計上、償却が終わった機械の減価償却費はゼロです。そのまま入れれば機械チャージは大きく下がります。
一方でいずれ更新は必要なので、更新のための積立分を乗せておくという考え方もあります。 どちらが正しいという話ではないため、このツールには「償却費を直接入力する」モードがあります。 自社の方針に合わせて入れてください。
機械チャージだけでは原価にならない
ここで出るのは機械の固定費だけです。実際の1個あたり原価には、 材料費・工具費・電力・人件費・段取り費が乗ります。
そして工具費を機械チャージに含めてしまうと、原価計算のときに二重計上になります。 分けておくと「高い工具に変えたら結局どうなるか」を比べられます。 → 製造コスト計算ツール
※ 初期値・耐用年数・稼働率はいずれも目安であり、業種・設備区分・自社の実態によって変わります。 取得価格・家賃・保険料の初期値は単なる入力例で、相場ではありません。 実際の会計処理や税務上の扱いについては、顧問税理士にご確認ください。